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下田市議会議員「さわと英信議会報告」に興味深い記事がありましたので、一部を転載します。（※一部表現を変更しています。）
「さわと英信議会報告 2011年6月定例会 №１」 2011年8月5日より
市臨時職員6人の解雇は許されない
清掃業務に従事している市臨時職員６人は、４月初旬に来年３月31日をもって雇止めすると環境対策課長より伝えられた。
「市の家庭ゴミ収集は５地区５台のパッカー車により直営で実施しているが、この内３地区を民間委託することにした。委託先は㈱栄協メンテナンスである。希望者は㈱栄協メンテナンスに職を紹介するので納得して欲しい。このことは議会でも了承済みである。」との話を聞いたが事実か。
解雇してまでなぜ「ひろせグループ」に委託するのか
市臨時職員６人の解雇は、やってはいけない違法行為である。直ちに是正されたい。
市長は労働組合との団体交渉もせずに解雇することは出来ない。強行するのであれば、争議事件になりかねない。市当局は雇用の創出、若者の働く場所を確保する責務を負っているとき、どうして市臨時職員を６人も解雇し、ひろせグループに委託するのか。
副市長答弁：臨時職員は正職と同じ仕事をしているが、労働条件は厳しく、解雇はやむを得ない。「ひろせグループ」の栄協メンテナンスは受託能力を持つ業者と考えている。
ひろせグループ会長広瀬拓意氏からの下田市長宛｢要望書｣(H 22.11.18)はどのような内容のもので、どういう経緯で提出されたのか。
下田配水池用地(11,384㎡)は10年ほど前、河津町峰510-9在住の広瀬拓意氏の所有となっている。5,000トンの下田配水池は市の上水道には無くてはならない施設である。立野、中、本郷、高馬、旧下田、浜崎、白浜、朝日地区に配水している要の配水池である。
副市長答弁：下田配水池は東中の近くの山の上にあり、市の上水道の根幹をなす配水池であるが、借地である。東中の個人の所有であったが、この方がお金が必要となり、不動産会社に売却してしまった。売るときは市に売るとの契約により戻してもらったが、10年前広瀬拓意氏の所有となり、１年契約で更新されてきた。
平成22年10月13日、サカキ、シキビ、アクシバ等の育成事業を知人と共同で行いたいと、市はこの借地の返還を求められた。以来平成23年４月11日の賃貸借契約書押印まで13回にわたり交渉してきた。
この交渉のなかでひろせグループ会長広瀬拓意氏からの要望書が平成22年11月18日市長に提出された。
平成23年度指定管理者制度もしくは包括的施設等の運営業務を要望します。
1.下田市焼却場ゴミ収集業務、焼却場管理業務
2.下水道路維持管理、管渠維持補修工事事業
3.下田市陶芸(造形)教育特区導入(H23～25中学校)
1.清掃センターのゴミ処理業務のうち収集業務については、平成24年度より一部民間委託を実施する予定です。今後その体制については平成23年度中に決定いたします。
なお、焼却業務については、現在の職員体制を考慮のうえ、ひき続き検討していきます。
2.包括委託は考えていない。
3.造形科目を望む学校がない
イ）リサイクル分別収集運搬委託業務で清掃センターで処分していた古紙類、アルミ、スチール缶類については、清掃センターで計量のうえ、貴社にその処分を平成23年度より新たに委託します。なお、有償売却金額は市に納入し、処理費については、合意した適正な価格を支払うことにします。
広瀬会長は「行政に貸しを作り、その見返りを求めることは企業として当然。社員とその家族を守ることが責任だと思っている。下田配水池用地は絶対売らない。と言っている。
さわとコメント ・「臨時だから解雇して良い」とか「地主だから入札しないで市の仕事を委託して良い」・・許されないことである。
下田配水池用地に関する経過資料（下田市情報公開による）※PDFファイル
22.10.13廣瀬氏土地契約解除通知 22.11.18ひろせグループ廣瀬氏要望書 22.12.6下田市回答 23.2.23下田市回答 22-23下田配水池交渉経過
情報公開された内容を見ると、あぜんとさせられます。
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