下田市・自然破壊と廃棄物公害を防止する住民連合会

[i-mode版]会報13 2009.5.6


再び下田を−桧沢の森を 大都市の産業廃棄物処分場にしてはならない


 度重なる不法行為により平成11年4月産業廃棄物処分業等の許可を取り消された潟純Cティービジネスが、平成20年11月14日、三度目の許可申請を賀茂健康福祉センター(賀茂保健所)に提出しました。
 これに対して市長、地元三区長、市議会は直ちに不許可とするよう、要請ならびに決議を行いました。私達、住民連合会も本年2月9日、静岡県知事宛に、市民の暮らしと環境を守るため、潟純Cティービジネスの許可申請に対し不許可とするよう文書で申し入れしました。

 当初、県はワイティービジネスの許可申請に慎重な姿勢を取っていましたが、最近事態が急変し許可の方向で関係者との調整を進めていると聞きます。

 私達の住む下田市が、今後も観光地として発展していく上でも、私達の暮らしと環境を守る上でも、再びよそから持ち込まれた産業廃棄物の処分による問題を引き起こさせるわけにはいきません。
 いま、蓮台寺、大賀茂、上大沢の地元3区長が呼びかけにより、ワイティービジネスに産業廃棄物処分業等の許可をしないことを求める署名が進められています。
 皆さんのご協力をお願いいたします。


三度目の許可申請に対する県の姿勢

1. 業の取り消しから5年経過すれば再度申請が可能であり、平成16年7月、平成17年11月の二度の申請を不許可としてきたが、三度目の申請は10年を経過した現在、不法操業や公害を発生する「恐れ条項」のみで不許可とすることは限度がある。
 (東部健康福祉センターへ収集運搬の許可申請H19年6月提出)

2. 平成20年11月、業の再開を求める申請書が県に提出されている。県としても回答を安易に延ばす訳にもいかない。潟純Cティービジネスから行政評価事務所へ許可・不許可の決定事務が遅いと申し立てられている。5月の連休明けには、潟純Cティービジネスを県に呼んで事情聴取する。

3. 許可・不許可の判断は現行法の中で判断せざるを得ない。協定書の失効等は関係なく、申請のみを単独で審査する。焼却炉もスクラバー方式(水酸化ナトリウム使用)からバグフィルター方式に改善されて規格に適合している。地元の方は潟純Cティービジネスとの説明会に出席し話し合いはしないのか。

住民の要望

 市の基幹産業である観光、その目玉である温泉の源泉があるのが大沢地区である。無名川には白い泡が流れ出ている現状。不許可とするよう強く要望する。

住民連合会は県が住民の合意がないまま決定を行わないよう、重ねて要請します

3区長(蓮台寺、大賀茂、上大沢)が呼びかけている
ワイティービジネスに産業廃棄物処分業等の許可をしないことを求める署名にご協力を!

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